Sunday, July 1, 2012

何たる矛盾



以前、AZSS NEWSでもご紹介しましたが、またもやの話題はpersonalized license plates。パーソナライズした、つまり、自分で文字を選んだライセンスプレートです。目視推測上使用率(町中で目にした、何の根拠も無い単なる印象評価での使用率)10~15%。

先ほど見かけたのは"KNCLHD"。自らをのろまと公言したい方のものでない限り、これが、あのknuckleheadでなくて何でしょう。


日本人の多いカリフォルニアでは、おそらく多くの日本人名が、既に登録されているはず。しかし、アリゾナなら、自分の名前そのものズバリを登録することもまだ可能である確率高し。男性名ではそのものズバリはまだ見かけませんが、TOMOKOだのJUNKOだのには遭遇済み(いや、遭遇と申しましょうか…)。しかし、「自分の名前をそのまま使うってどうよ」的な気も致します。ちょっとそのご趣向はいかがなものか的な。因みに、パーソナライズド・ライセンス・プレート使用者は、Road Rage(直球直訳:路上激怒=運転中に他者に怒りを覚えること)率が高いという説もあります。それだけテリトリー意識が強く、従って、運転中も、皆で共有する道路を自分もその一員として運転走行しているのではなく、「自分が」運転している、ということが無意識に重視され、従って、自分の思い通りの運行進路を誰かに邪魔されると、必要以上に腹が立つ、という流れ。


さて、自分で文字を選ぶ、その基本形は"GR84FUN"(Great For Fun)といった省略形です。

宣伝形では、たとえばブラウニー製造販売会社の"Brownie" 

主義主張信条形は、”PATRIOT1" (愛国者1)や"RWINGS"(Right Wings=共和党)など。

家族形では、アレックスのお父さんであろう"ALXSDAD"や、50年の結婚を記念したものであろう"50YRWED"、そして、"4YNKFNS"(Four Yankees Funs)など。

満足してこの車に乗っています形では、たとえば、"Exquisite(非常に美しい、この上なく優れた) "からの"EXQWIZT"。キャディラックのエスカレードについていました。

気になったのは"SBRWMN"。Sober woman(シラフ女子)だと思うんですが。マジ?ジョーク?

締めは、ASU(アリゾナ州立大学)のプレートについていた"NO EDU"(No education)。って、単なる後続車の分際ではありますが、「あんた、親が泣くよ」。


ところで、このブログでもAZSS NEWSでも、車両写真を掲載する際、基本的にライセンスプレートは消しています。微細ではありますが、個人情報に関わる部分だと考えるからです(実際に、ライセンスプレートから誰がどこまで個人情報をたどれるのかには諸説諸意見あります)。

しかし、それを、まぁ、ここまで堂々とそのまま載せちゃうたぁ、主義無しの何たる矛盾。


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